皆さんこんにちはぁ~❢
anroom leather ビジこれ情報部です‼
前回の①革ってなんだろうに続きまして、
今回は②革の構成について勉強していきましょう!
- 革ってなんだろう
- 革の構成
- 鞣し(なめし)
- 皮→革 革→革製品 になるまで
- 鞣しの種類について
- 原皮の種類や用途
- 革の仕上げについて
- 仕上げの種類や用途について
- Leather mark 証明
- 革製品のお手入れ
②.革の構成
動物の皮は、外部からの刺激や危害から体を守るため、繊維で織ったような緻密な美しさを持ち、驚くほど精巧で合理的な構造をしています。
皮の構造は動物の種類によって異なりますが、代表的な皮である牛皮の断面構造は表皮と真皮からなります。革として利用されるのは、このうちの真皮の部分。真皮はさらに乳頭層と網状層に分かれます。大きくわけて4層になるわけです。
表皮(ひょうひ)
皮の一番外側の部分。なめして革になる際は石灰漬け工程で取り除かれる。
膠原繊維束(こうげんせんいそく)
コラーゲンからなる細かい繊維が合流したもの。引く力が強く、皮に柔軟性を与える。
皮下組織(ひかそしき)
真皮とその下の筋膜とをつなぐ結合組織の部分。真皮と比較すると繊維の配列が粗め。
乳頭層(にゅうとうそう)
膠原繊維束が緻密に絡み合った部分。
革では乳頭層の表面を「銀面」と呼び、銀面の良し悪しは革の価値に大きく影響する。
網状層(もうじょうそう)
膠原繊維束がまとまってさらに太い繊維束となり、ゆるやかに絡み合っている部分。革では柔らかい質感と風合いを出す源となる。
真皮(しんぴ)
表皮の下、乳頭層と網状層を合わせた部分。
また、動物の皮の成分は、主に次の3つのタンパク質からできています。
コラーゲン
皮の主成分で、タンパク質からなる繊維のこと。皮のほか骨や歯、腱、血管、筋肉などあらゆる組織に分布している。皮をなめす際になめし剤と結合して革をつくる。
エラスチン
弾性繊維を構成するタンパク質。乳頭層、血管の周囲、皮下組織などに分布する。
ケラチン
毛、表皮、ツメ、角、蹄などを構成するタンパク質。
とこんな感じです。
ちょっと難しいですがご理解できたでしょうか。
今日はここまでです!!
最後までご覧いただきありがとうございます。
続きは③鞣し(なめし)でお会いしましょう~!!