みなさんこんにちは~❢
anroom leather ビジこれ情報部です‼
前回は、③鞣し(なめし)について勉強しましたね~!!
そうコラーゲンの難しかったやつです!!
今回は、④皮→革 革→革製品 になるまで(前半)
「皮」は、たくさんの工程を経て製品として使用される「革」になります。
今回このページでは、「皮」から「革」へと変化させるための工程をご紹介いたします。
では、さっそく続きにいってみましょう~!!!
- 革ってなんだろう
- 革の構成
- 鞣し(なめし)
- 皮→革 革→革製品 になるまで
- 鞣しの種類について
- 原皮の種類や用途
- 革の仕上げについて
- 仕上げの種類や用途について
- Leather mark 証明
- 革製品のお手入れ
④皮→革 革→革製品 になるまで(前半)
準備工程
1.水漬け
皮に付着している血液や汚物などを取り除き、脱水された水分を補い生皮の状態に戻し、後の薬品処理をスムーズに行うために重要な工程。
2.裏打ち
裏打機(フレッシングマシン)を用いて、皮の肉面(裏面)に付着している肉片や脂肪を取り除く。
3.脱毛、石灰漬け
石灰乳に浸漬させ、アルカリにより皮を膨潤させ皮のコラーゲン繊維をほぐすとともに、毛・脂肪・表皮層を分解除去する。皮革独特の柔軟性を得るのに役立つ
4.分割
分割機を用いて皮を所定の厚さに銀面側(表面)と肉面側(床皮)の二層に分割する(鞣し後に分割する場合もある)。床皮は床革のほか食用、工業用、医療用コラーゲン製品として多方面に利用される。
5.垢出し
脱毛、石灰漬けの段階で除去しきれなかった毛根などを取り除き、銀面をきれいにする。垢出機(スカッティングマシン)または銓(せん)刀を用いて圧出除去する。
6.再石灰漬け
石灰乳に再浸漬し、アルカリにより皮のコラーゲン繊維のからみをほぐす。ソフト革やスエード調革には不可欠。
7.脱灰、酵解
脱毛・石灰漬け、再石灰漬けで皮中に残存した石灰を取り除く。酵解(ベーチング)とは、タンパク分解酵素により不要なタンパク質を分解除去し、銀面をなめらかにする。
鞣し工程
8.浸酸
なめし剤を皮中に均一に分布させるための前処理として、鞣工程に先立って皮を酸性溶液中に浸漬して、鞣剤の吸収に適する状態にする。
9.タンニン鞣し/クロム鞣し
タンニン鞣し
槽(ピット)にタンニンなめし剤を入れてじっくり漬け込む方法や
ドラムによりタンニンなめし剤を皮に浸透させる方法により、伸びが少なく、高い可塑性などを与える。
(※ピット鞣し ドラム鞣し コンビ鞣し等…)
クロムなめし
ドラムによりクロムなめし剤を皮に浸透させ、
コラーゲン繊維と結合させることで、柔軟性、耐熱性などを与える。
10.水絞り
革中の余分な水分を水絞り機により絞り出す。
11.シェービング
シェービングマシンで革の肉面を削り、一定の厚さに調整する。
ここで前半終了、ハーフタイムです。
いかがでしょうか?
準備から細かい工程がびっしりありますね~。
まさに【匠】 タンナーさんには感謝しかないですね!!!
今回の工程は少し長くなりますので、2部に分けてお届けいたします。
それでは今日はここまで!!
今回も最後までご覧いただきありがとうございます!!
次回、④皮→革 革→革製品 になるまで(後半)でお会いしましょう~!!